釣果アップの秘訣!魚の習性を知って釣りを有利に進めよう
「毎回ボウズ(釣果ゼロ)で終わってしまう…」そんなお悩みはありませんか?
釣りのテクニックや道具も大切ですが、それ以上に重要なのが、魚の習性を理解することです。魚が何を考え、どう行動するのかを知れば、あなたの釣りは格段に有利になります。
今回は、釣果を増やすために知っておきたい魚の基本的な習性とその活用法を解説します。
1. 魚の生活リズム:時合い(じあい)を知る
魚にも人間と同じように、食事や休息といった生活のリズムがあります。この、魚の活性が高まり、よく釣れる時間帯のことを「時合い」と呼びます。
朝マヅメ(朝まずめ): 夜が明けて太陽が昇り始める時間帯。魚が活発にエサを探し始めるため、一日の中で最も釣れやすい時間帯の一つです。
夕マヅメ(夕まずめ): 日が沈み始める時間帯。朝マヅメと同様に、魚がエサを求めて動き出すため、釣りのチャンスが広がります。
夜釣り: 夜行性の魚(アナゴ、スズキなど)を狙うのに適しています。日中とは異なる釣り方が求められます。
活用法: 釣行の計画を立てる際は、これらの時間帯を意識して、その時間帯にポイントに到着できるよう準備しましょう。
2. 魚の視覚:色や形にこだわる理由
魚は、人間と同じように色を識別できますが、水中の光の届き方によって見え方が変わります。
光の届き方:
浅い水深: 赤やオレンジなど、暖色系の色がはっきりと見えます。
深い水深: 赤色は吸収されて見えなくなり、青や緑などの色がよく見えるようになります。
夜間: 夜行性の魚は、暗闇でもシルエットや動きを感知してエサを捕食します。
活用法: 釣り場の水深や時間帯に合わせて、ルアーやエサの色を変えてみましょう。夜釣りでは、夜光(グロー)系のルアーが効果を発揮することがあります。
3. 魚の聴覚・嗅覚:音や匂いの重要性
魚は、水中で音や匂いを感じ取る能力に長けています。
聴覚: 水中で発生する音(ルアーの動き、仕掛けの着水音、足音など)は、魚にとって重要な情報源です。不自然な音は警戒心を与えてしまいますが、逆に、魚が好む音(小魚が泳ぐ音など)を模倣することで、アピール力を高めることができます。
嗅覚: 魚は匂いに非常に敏感です。特に、警戒心が強い魚ほど、不自然な匂い(人間の手についた匂いなど)を嫌います。
活用法:
音: 釣りの際は、足音を立てないように静かに移動しましょう。ルアーを選ぶ際は、ラトル(音が出るもの)の有無も考慮に入れましょう。
匂い: 釣りの前に手を洗い、ルアーやエサに不自然な匂いをつけないように注意しましょう。エサ釣りでは、集魚剤を使うことで魚を誘き寄せることも可能です。
4. 魚の行動範囲と水温
魚は、水温や水流によって行動範囲を変えます。
水温: 魚は適水温と呼ばれる、活動しやすい水温を求めて移動します。夏は水温の低い深場へ、冬は水温の高い深場や日当たりの良い場所へ移動することが多いです。
水流: 流れがある場所は、エサが豊富に流れてくるため、魚が集まりやすいポイントとなります。
活用法: 釣り場の地形図や水温計を活用し、魚が好むポイントを見つけ出しましょう。
最後に
魚の習性を理解することは、釣りの面白さをさらに深めてくれます。これらの知識を日々の釣りに取り入れて、大物を釣り上げるチャンスを増やしてくださいね。