釣った魚を美味しく食べよう!初心者でもできる簡単な魚のさばき方
釣りを楽しんだ後、自分で釣った魚を美味しく食べられたら最高ですよね。でも、「魚をさばく」と聞くと、難しそう、面倒くさい、道具がない、などと感じてしまう方もいるかもしれません。
でも、安心してください!実は、家庭にある基本的な道具と、ちょっとしたコツさえ知っていれば、誰でも簡単に魚をさばくことができます。この記事では、釣り初心者でも失敗しない、魚のさばき方をわかりやすく丁寧に解説していきます。
なぜ自分で魚をさばくのがおすすめなの?
自分でさばくことには、たくさんのメリットがあります。
鮮度が段違い:釣れたての新鮮な魚を、一番美味しい状態で食べられます。スーパーで買う魚とは比べ物にならないほどの美味しさです。
食費の節約:釣った魚は、自分でさばけばタダ!食費を大幅に節約できます。
料理のレパートリーが増える:さばけるようになると、刺身、煮付け、焼き魚、唐揚げなど、料理の幅がグッと広がります。
釣りへの愛着が深まる:自分で釣って、自分でさばいて、自分で食べる。この一連の流れは、釣りという趣味をさらに特別なものにしてくれます。
さばく前に準備するもの
特別な道具は必要ありません。まずは、キッチンにあるもので始めましょう。
包丁:三徳包丁や出刃包丁など、ご家庭にあるもので十分です。切れ味の良いものを用意しましょう。
まな板:滑りにくいものがおすすめです。魚の生臭さが気になる方は、専用のものを用意しても良いでしょう。
新聞紙:作業スペースが汚れるのを防ぎます。
ビニール袋:内臓やエラ、ウロコなどのゴミを入れるために使います。
キッチンペーパー:魚の水分を拭き取ったり、手元を清潔に保ったりするのに便利です。
【実践】魚のさばき方:基本の3ステップ
ここでは、アジやサバなどの小型から中型の魚を例に、一番基本的なさばき方をご紹介します。
ステップ1:ウロコを取る
まず、魚の頭を左側、お腹を手前にして置きます。包丁の刃先を使い、尾から頭に向かって、包丁を立てるようにしてウロコをこそぎ取ります。この時、飛び散らないように注意しましょう。特にタイやクロダイなどの硬いウロコを持つ魚は、しっかりと丁寧に取るのがポイントです。
ステップ2:内臓とエラを取る
ウロコが取れたら、次に内臓とエラを取り除きます。魚のお腹にある「肛門」から包丁を入れ、頭の付け根まで切り開きます。包丁の先で内臓をかき出すように取り除き、最後にエラを切り離します。このとき、内臓を傷つけないように優しく行うのがコツです。内臓を取り除いた後は、お腹の中を水でよく洗い、血合いもきれいに取り除きましょう。
ステップ3:三枚おろしにする
三枚おろしは、魚を上身、中骨、下身の3つの身に分ける方法です。
まず、魚の頭を左側に、背を手前にして置きます。背びれの上から包丁を入れ、中骨に沿ってゆっくりと切り込みを入れます。
骨に沿って包丁を進め、尾の付け根まで切ります。
裏返しにして、同じように腹側からも骨に沿って切り込みを入れます。
背と腹の両方から切り込みを入れたら、包丁で身を切り離します。
最後に、中骨についた身を切り離し、これで上身と下身が完成です。
この三枚おろしができれば、刺身はもちろん、煮付けやフライ、塩焼きなど、さまざまな料理に活用できます。
失敗しないためのワンポイントアドバイス
包丁は常に研いでおく:切れ味の悪い包丁だと、身が崩れたり、ケガの原因になったりします。
魚をしっかり押さえる:滑らないように、キッチンペーパーなどで魚を押さえながら作業しましょう。
まずは小魚から挑戦:アジやイワシなどの小さな魚から練習するのがおすすめです。
骨の硬さに注意:タイなどの骨が硬い魚をさばく際は、力任せにせず、骨に沿って丁寧に包丁を進めましょう。
清潔を保つ:魚をさばく前後は、手や道具をきれいに洗い、食中毒を防ぎましょう。
まとめ:釣りの楽しみは「さばく」ことでさらに深まる!
いかがでしたか?魚をさばくことは、決して難しくはありません。最初は戸惑うかもしれませんが、何度か練習すれば、必ず上達します。
自分でさばいた魚は、格別の美味しさです。ぜひ、次回の釣行で、この方法を試してみてください。きっと、釣りの新しい楽しみ方が見つかるはずです。