【DIYで解決】ベランダの雑然を解消!おしゃれで機能的な収納グッズ自作術


「ベランダの片隅に、洗濯グッズやガーデニング用品がごちゃごちゃ…」

「既製品の収納ボックスはサイズが合わないし、もっとおしゃれにしたい!」

ベランダは、物干しやガーデニング、ちょっとした休憩スペースとして活用できる、とても便利な空間です。しかし、屋外で使うものが増えると、どうしても雑然とした印象になりがち。特にマンションやアパートの狭いベランダでは、収納スペースの確保が大きな課題ですよね。

この記事では、サイズやデザインを自由自在にカスタマイズできる、DIYで作るベランダ用収納グッズのアイデアと具体的な作り方を詳しくご紹介します。安価な材料で、ベランダをすっきりおしゃれに、そして機能的に変身させましょう。


1. DIYベランダ収納の必須条件とおすすめ素材

ベランダ収納を自作する際、屋外環境に耐え、長持ちさせるためのポイントを押さえておくことが重要です。

失敗しないための3つの重要ポイント

  1. 耐候性・防水性の確保: 屋外は雨や直射日光、温度変化に常にさらされています。使用する木材や金属には、必ず**屋外用の塗料(防腐・防カビ・防水ニスなど)**を塗り、劣化を防ぎましょう。

  2. 避難経路の確保: マンションやアパートのベランダは、火災などの際の避難経路になることが多いです。避難ハッチの上や、隣家との境にある隔板(へだていた)の前には、絶対に物を置かないように注意が必要です。

  3. 水はけ・通気性の確保: 床に直置きすると湿気でカビや腐食の原因になります。収納の底にはすのこや脚をつけ、通気性を確保することが長持ちの秘訣です。

DIYにおすすめの材料

素材名特徴おすすめの用途
すのこ(木材)安価で加工しやすく、通気性が良い。複数のすのこを組み合わせるだけで、棚や箱が作れます。オープンラック一時的な物干し台、収納ボックスの底上げ
木材(SPF材、野地板)ホームセンターで手に入りやすい。塗装を施せば耐久性が向上し、本格的な収納が作れます。ベンチ型収納ボックス室外機カバー兼収納目隠し収納棚
プラスチック・樹脂製コンテナ防水性が高く、雨対策に最適。積み重ねられるため、狭いスペースの縦空間活用に役立ちます。細々とした道具(洗剤、土など)の一時保管隠す収納
アイアン(突っ張り棒など)強度があり、錆びにくい加工(防錆)が施されたものを選べば、吊るす収納に最適です。壁面収納の骨組み掃除道具やジョウロを吊るすフック。

2. ベランダ活用度を上げるDIY収納アイデア3選

ベランダで特に散らかりやすい「洗濯グッズ」「ガーデニング用品」「室外機のデッドスペース」を解決する収納アイデアをご紹介します。

アイデア1:多機能!ベンチ型収納ボックス

【解決できる悩み】 散らかるものを隠したい、ちょっとした休憩スペースが欲しい

作り方のポイント

  1. フレーム作成: 必要な幅と奥行きに合わせて、SPF材などの木材で箱状のフレームを作ります。座面になる部分と、底になる部分は水が溜まらないように隙間を設けます。

  2. 防水加工: すべての木材に屋外用の油性ニスや防腐塗料を2度塗りし、しっかりと乾燥させます。

  3. 座面(フタ): 座面は開閉式にし、内側に蝶番(ちょうつがい)を取り付けます。座面の内側にも防水加工をしておきましょう。

  4. 活用術: 中にはガーデニングの土、肥料、子供の外遊び道具などを、水濡れ防止のためフタ付きのコンテナに入れて収納します。座面の上にクッションを置けば、おしゃれな屋外ベンチとして活用できます。

アイデア2:縦空間を最大限に活かす「すのこ壁面ラック」

【解決できる悩み】 狭いスペースを有効活用したい、掃除道具を直置きしたくない

作り方のポイント

  1. 材料: 既製品のすのこを複数枚用意します。ベランダの幅や高さに合わせてサイズを選びましょう。

  2. 連結: すのこを壁に見立てて立てかけ、横板(木材)を渡して棚板にします。または、すのこ同士をL字金具結束バンドで連結して自立させます。

  3. 吊るす収納: 棚板の下や、すのこの格子部分にフックやS字フックを取り付けます。

  4. 活用術:

    • 上段: 小さな植木鉢ジョウロを並べてディスプレイに。

    • 中断: 洗濯バサミやネットなどのランドリーグッズカゴに入れて収納。

    • 下段・側面: ホウキデッキブラシなどの掃除道具をフックで吊るす収納にします。直置きが解消され、掃除も楽になります。

アイデア3:無骨さを隠す「室外機カバー兼棚」

【解決できる悩み】 室外機の上がデッドスペースになっている、無骨な室外機を隠したい

作り方のポイント

  1. 採寸: 室外機の排気を妨げないよう、一回り大きなサイズで採寸します。特に背面と上部は熱がこもらないように十分な隙間を空けることが重要です。

  2. 箱型作成: 室外機を覆う箱型のフレームと、天板(棚部分)を作ります。正面と側面はルーバー(細い板を斜めに重ねる)にすると、通気性を保ちつつ目隠しになります。

  3. 天板の固定: 天板をしっかりと固定し、作業スペースやディスプレイスペースとして活用できるようにします。

  4. 活用術: 天板の上に防水トレイを敷き、ハーブなどのプランターを並べると、ベランダが一気にグリーンなカフェ空間に変わります。ちょっとした作業台としても使えて便利です。


3. DIY収納の質を高める「長持ち&快適のひと工夫」

自作した収納グッズを長く、快適に使うための仕上げのテクニックです。

1. 塗装は「二度塗り・三度塗り」が基本

屋外で木材を使う場合、塗料が命です。特に日光が当たりやすい部分は、塗料が劣化しやすいため、乾燥を待って重ね塗りを徹底しましょう。油性の**「防腐・防カビ・撥水効果」**のある塗料がおすすめです。

2. キャスターをつけて「動かせる収納」に

掃除や避難経路の確保が必要なときのために、収納ボックスや棚の底に**キャスター(戸外用・ロック付き)**を取り付けると、移動が簡単になります。重いガーデニング用品を入れても楽に動かせるので非常に便利です。

3. 目隠しとアクセントに「カフェカーテン」

棚やラックの中身を見せたくない場合は、布製のカフェカーテンをレールや突っ張り棒で取り付けると、おしゃれに生活感を隠すことができます。防水や撥水加工が施された生地を選ぶと安心です。

DIY収納で、あなただけの理想的なベランダ空間を作り上げてみませんか?

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