賃貸でもOK!DIYで作る「簡単&おしゃれ」な飾り棚アイデア集
お部屋にちょっとしたアクセントを加えたい、お気に入りの雑貨を飾りたい、でも大掛かりなDIYは自信がないし、賃貸だから壁に大きな穴を開けたくない…。
そんな悩みを一気に解決するのが、**「簡単・高コスパ・おしゃれ」の三拍子が揃ったDIY飾り棚です。この飾り棚は、お部屋の「縦の空間」**を有効活用し、あなたの暮らしを豊かにする最も手軽なインテリア術です。
ここでは、DIY初心者でも週末にサクッと作れて、しかも賃貸のお部屋でも安心して設置できる、厳選された3つの飾り棚アイデアと、作品をプロ並みに魅せるためのディスプレイのコツをご紹介します。
アイデア1:【賃貸最強!】壁を傷つけない「突っ張り棒&木板」シェルフ
壁に穴を開けられない賃貸住宅に住む方にとって、最も手軽で実用的なのがこのアイデアです。使うのは**「突っ張り棒」と「木板」**だけ。
1-1. 材料と作り方
必要な材料(すべてホームセンターや100均で揃います) | 作り方(3ステップで完成!) |
突っ張り棒(2本以上) | ① 設置:棚を設置したい位置に、水平を確認しながら突っ張り棒を2本、平行に設置します。 |
木板(100均のすのこや薄いカット板) | ② 準備:木板が突っ張り棒からずり落ちないよう、木板の裏側、両端に突っ張り棒の直径に合わせて角材やストッパーを木工ボンドで接着します。(滑り止めシートでも代用可能) |
木工用ボンド/両面テープ/滑り止めシート | ③ 固定:突っ張り棒の上に木板をそっと乗せ、ずれないように固定したら完成! |
1-2. 魅せるための工夫(高コスパなグレードアップ術)
突っ張り棒を隠す:木板の手前にもう一枚細い板(前板)をボンドで貼り付ければ、突っ張り棒が隠れ、見た目が一気に本格的なウォールシェルフに変わります。
塗装で表情を変える:木板に水性ニスやアンティークワックスを塗るだけで、100均の板も古材風やカフェ風のおしゃれな質感になります。
アイデア2:【省スペースの救世主】「L字金具」を使ったシンプルウォールシェルフ
壁への穴開けが多少許容される場合(石膏ボード用ピンフックを使用など)、最もシンプルでスタイリッシュなのは、棚受け金具を使ったウォールシェルフです。
2-1. 材料と作り方
必要な材料 | 作り方(水平が命!) |
棚板(SPF材や集成材のカット材) | ① 水平の印付け:メジャーと水平器(スマホアプリでも可)を使って、棚受けを取り付ける位置に正確な水平線とビス穴の位置をマークします。 |
L字型棚受け金具(2個) | ② 金具の固定:壁の材質に合ったビスや専用の石膏ボード用ピンフックを使って、金具を壁にしっかりと固定します。 |
ビス・ドライバー | ③ 棚板の取り付け:棚板を金具の上に置き、下側からビスで金具に固定したら完成です。 |
2-2. 魅せるための工夫(ワンランク上のデザイン)
異素材ミックス:棚板に温かい木材を使い、金具に**アイアン(鉄製)や真鍮(しんちゅう)**などの金属製を選ぶだけで、インダストリアル風やモダンな雰囲気を演出できます。
「吊り下げ」も加える:棚板の裏側にS字フックやミニフックを取り付ければ、鍵やアクセサリー、エアプランツなどを吊るして飾ることができ、収納力とデザイン性がアップします。
アイデア3:【簡単カスタマイズ】「木製ボックス」を組み合わせるシェルフ
100均などで売られている木製ボックスやワイン木箱などを、そのまま棚として活用するアイデアです。複雑なカット作業が一切不要で、並べるだけで完成します。
3-1. 材料と作り方
必要な材料 | 作り方(並べる・積む・固定するだけ!) |
木製ボックス(複数個) | ① デザイン:ボックスを床やカウンターの上に、縦や横に並べたり、積み重ねたりして、好みのレイアウトを決めます。 |
木工用ボンド/小さなL字金具 | ② 固定:レイアウトが決まったら、ボックス同士の接合面をボンドやL字金具で固定します。(壁に固定したい場合は、棚受けの要領でボックスの裏面を固定します) |
(オプション)塗料・取手 | ③ 仕上げ:ボックスの底を抜いてフレームシェルフにしたり、色を塗ったりして完成です。 |
3-2. 魅せるための工夫(機能性アップ)
「箱+脚」でミニチェストに:小さな木箱の底にキャスターや木製脚を取り付ければ、おしゃれなミニサイドテーブルや可動式のミニ収納として使えます。
仕切りを活用:ボックスの中に、さらに小さな仕切り板を入れると、ピアスや指輪などのアクセサリー収納に最適で、ショップのようなディスプレイが可能です。
仕上げの重要テクニック:飾り棚を「プロ級」に魅せるディスプレイのコツ
どんなに素敵な棚をDIYしても、飾るものがバラバラだと台無しになってしまいます。作品を**「見せる収納」**として最大限に活かす、プロのディスプレイテクニックを習得しましょう。
テクニック | 具体的な効果と方法 |
①「三角構図」を意識する | 飾るものを高さの違う3点セットにし、三角形(△)の頂点になるように配置します。これにより、視線が流れ、バランスの取れた洗練された印象になります。 |
②「グルーピング」でまとまりを | 細かい小物(アクセサリーや小さな瓶など)は、そのまま並べるのではなく、トレーやプレートの上にまとめて配置します。これだけで一つの塊となり、ごちゃつき感がなくなり、まとまりが生まれます。 |
③「余白」を大切にする | 飾りたいものがたくさんあっても、棚に**空間の半分以上の「余白」**を残すことで、飾られたものが引き立ち、洗練された「ショップ風」の印象を与えられます。 |
④「質感と色味」を統一する | 飾るアイテムの**「質感」(木、ガラス、金属など)や「色味」**を数種類に絞ることで、統一感が生まれ、雑多な印象を防げます。 |
これらの簡単なDIYアイデアとディスプレイテクニックを組み合わせれば、あなたのお部屋も手軽に、おしゃれで快適な空間に生まれ変わります!週末のDIYにぜひ挑戦してみてください。