タイでも地元でも愛される「ソンテウ」乗りこなし完全ガイド!料金から乗り方まで徹底解説
タイ旅行やタイでの生活において、欠かせない移動手段といえば「ソンテウ(Songthaew)」ですよね。トゥクトゥクよりも安く、タクシーよりもローカルな雰囲気を味わえるこの乗り物ですが、初めての方にとっては「どうやって乗るの?」「料金はいくら?」「ぼったくられない?」といった不安も多いはずです。
この記事では、タイの公共交通機関のなかでも特に便利で奥が深いソンテウについて、その種類や乗り方、トラブルを避けるためのコツを詳しく解説します。これさえ読めば、あなたも今日からソンテウマスターです。
ソンテウとは?タイの日常に溶け込む「相乗りバス」の正体
ソンテウとは、主にピックアップトラックの荷台を改造して作られた「相乗りタクシー」や「路線バス」のような乗り物です。タイ語で「ソン」は「2」、「テウ」は「列」を意味し、その名の通り荷台に2列のベンチシートが向かい合わせで設置されているのが特徴です。
ソンテウの主な役割と特徴
格安の運賃: 数十円〜と、タイの交通手段の中で最もリーズナブル。
自由な乗降: 路線上であれば、好きな場所で降りることが可能。
地域密着型: 観光地だけでなく、地元住民の通勤・通学の足として機能。
風を感じる開放感: 窓がないため、タイの熱気や街の匂いをダイレクトに感じられます。
ソンテウの種類を理解しよう:定額路線とチャーター
ソンテウには大きく分けて2つの運用パターンがあります。これを知っておくだけで、無駄な出費を抑えることができます。
1. 決まったルートを走る「路線タイプ」
バンコクの周辺地域やパタヤ、チェンマイなどの市街地でよく見られるのがこのタイプです。車体の色によって行き先が決まっていることが多く、決められたルートを往復しています。
メリット: 料金が一定で、非常に安い。
注意点: 目的地がルートから外れている場合は利用できない。
2. 貸し切りで利用する「チャータータイプ」
観光地や山間部、夜間などでよく利用されます。目的地を告げて、そこまで直接連れて行ってもらう形式です。
メリット: グループ旅行に最適。目的地まで最短で移動できる。
注意点: 事前の価格交渉が必須。
実践!ソンテウの正しい乗り方・降り方ステップ
初めてソンテウを利用する際に戸惑わないよう、具体的な手順を確認しておきましょう。
手順1:車体を見つけて手を挙げる
ソンテウには日本のような「停留所」が明確に決まっていないことが多いです。道端でソンテウが近づいてきたら、斜め下に手を差し出すようにして合図を送りましょう。
手順2:行き先を確認する(重要)
車が停まったら、助手席の窓越し、あるいは運転席に近づいて行き先を告げます。路線タイプの場合は、自分の行きたい場所を通るか確認するだけでOKです。
手順3:荷台に乗り込む
空いているスペースに座ります。混んでいるときは、詰め合って座るのが現地のマナーです。もし満席の場合は、車両後方のステップに捕まって立つこともありますが、慣れないうちは座れる車両を待つのが安全です。
手順4:降車ボタンを押す
目的地が近づいたら、天井付近に設置されているブザー(降車ボタン)を押します。ボタンがない場合は、運転席の後ろの窓をノックするか、声をかけて知らせます。
手順5:運賃を支払う
車が完全に停車したら、車を降りて**「助手席側」**に回り込み、運転手に直接現金を支払います。お釣りがないように小銭を準備しておくのがスマートです。
エリア別!ソンテウの利用シーンと料金相場
地域によってソンテウの役割やルールが少しずつ異なります。
バンコク周辺(スクンビットや路地)
バンコク中心部では、大きな通りから一本入った「ソイ(路地)」の中を往復するソンテウが活躍しています。駅から自宅やホテルまでの短い距離を移動するのに便利です。
料金相場: 8バーツ〜15バーツ程度
パタヤ(循環ソンテウ)
パタヤは「ソンテウの街」と言っても過言ではありません。ビーチロードとセカンドロードを回遊している紺色のソンテウが有名です。
料金相場: 市内一律10バーツ(20バーツになる場合もあり)
チェンマイ(赤い車「ロデーン」)
チェンマイの名物といえば、赤い車体のソンテウです。こちらは路線というよりも、同じ方向へ行く人をピックアップしながら走る「乗り合いタクシー」の側面が強いです。
料金相場: 市内中心部なら30バーツ〜
失敗しないための注意点とトラブル回避術
楽しく、安全にソンテウを利用するために、以下のポイントを心に留めておいてください。
1. 20バーツ札と小銭を常に用意しておく
ソンテウの運転手は、大きなお札(500バーツや1000バーツ)のお釣りを持っていないことが多いです。乗る前に必ずコンビニなどで崩しておきましょう。
2. 事前に地図アプリで現在地を確認する
車内放送などはありません。GoogleマップなどのGPS機能を活用して、自分が今どこにいるのか、目的地まであとどれくらいかを常にチェックしておくと安心です。
3. ぼったくりを防ぐ「聞き方」のコツ
路線タイプに乗る場合、あえて「いくらですか?」と聞かないのも一つの手です。聞くことで「観光客だから高く取れる」と思われてしまうことがあるからです。事前に相場を調べておき、降りる際に無言で規定の金額を渡すのが現地流です。ただし、チャーターの場合は必ず乗る前に交渉してください。
4. 走行中の安全確保
タイの道は凹凸が多く、急ブレーキや急発進も珍しくありません。走行中はしっかりと手すりを握り、スマートフォンに夢中になりすぎないよう注意しましょう。また、荷物は膝の上に抱えるなどして、車外に落とさないように気をつけてください。
ソンテウを利用するメリット:単なる移動以上の価値
ソンテウに乗ることは、単なる移動手段の確保以上の体験をもたらしてくれます。
ローカルな視点: 窓のない荷台から眺めるタイの景色は、エアコンの効いたタクシーとは全く別物です。市場の活気や、道端の屋台の匂いを肌で感じることができます。
現地の人との交流: 隣り合わせたおばあちゃんや学生さんと、ちょっとした会釈や会話が生まれることも。タイの人々の温かさに触れる絶好のチャンスです。
節約したお金で贅沢: 移動費を抑えることで、その分美味しいタイ料理をもう一品増やしたり、マッサージを1時間延長したりすることができます。
まとめ:ソンテウを使いこなしてタイ旅行をアップグレード
ソンテウは、最初は少しハードルが高く感じるかもしれません。しかし、一度乗り方を覚えてしまえば、これほど便利でタイらしい乗り物はありません。
勇気を出して手を挙げ、荷台に乗り込めば、そこには観光ガイドブックには載っていないリアルなタイの日常が広がっています。次のタイ旅行では、ぜひこの記事を参考に、ソンテウを自由に使いこなしてみてください。
格安で、効率よく、そして何より楽しく街を巡る。ソンテウがあれば、あなたの旅はもっと自由で充実したものになるはずです。
タイの風を感じながら、素敵な移動時間を楽しんでくださいね!